ドリアードの森

2014/01/09

ドリアードの森

大きなキノコのお化けや角付き獣人等、
数多の魔獣が生息するこの森には時折『子供』が出没する。
子供とは言っても、人間の子供のような姿である。

不思議な事に、その子供に遭遇した者が後を追っても、
まるで高度な隠れんぼの如く、突如として姿を消してしまうのである。
恥ずかしがり屋なのか、それとも警戒心が強いのか。

過去には、森に迷い混んで空腹で倒れた人間に木の実を与えたり、
森を荒らす狩猟者の前に突如現れ、不思議な力で追い払ったという報告もある。

亜人か精霊か、それとも神か、正体は定かではないが、
いつからか『ドリアード』と呼ばれるようになったその存在は、
森を守る者として語り伝えられている。

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